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当協会について

ごあいさつ

1800年イギリスの天文家ウイリアム・ハーシェルによって発見された赤外線は、今私たちの身のまわりで幅広く使われ、便利で快適な生活に役立っています。赤外線を利用して温度を可視化する技術すなわち赤外線サーモグラフィの技術もその一つです。

 

人の発熱や物体の温度変化という現象が発する“SOS” の信号を可視化してキャッチすることの有用性は、SARSやインフルエンザといった発熱性疾患の検知から、プラントの異常発熱や構造物の欠陥による温度変化を重大事故に至る前に検知する予防保全技術まで、広い分野で利用されています。また、近年のCO2削減・省エネルギーの観点から、種々のエネルギー損失を熱計測によって正しく評価することも重要となっています。

 

このような背景の下、赤外線サーモグラフィのより多様な科学技術分野への普及を図るとともに、赤外線サーモグラフィを正しく使って正しい測定ができる技術者を養成することを目的に当協会は発足しました。協会独自の活動に加え、赤外線サーモグラフィの関連分野での産・官・学の連携を推進するお手伝いを種々の関連団体とともに行うことが出来ればと考えています。

 

皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。